2017.6.6
紛体塗装の「塗料」について その2
その1から少し間が空いてしまいましたが粉体塗料についてその2です。
前回は塗料の種類について書きましたが今回は塗料の色について書こうと思います。
粉体塗料は色数が少ないという認識を持たれている方(紛体塗装を知っている人の中でも)が大多数で、世間一般的には白とか黒しか無いんじゃないかなんて思われている方もいらっしゃます。
そういう私も自社で紛体塗装を行う前は粉体塗料の色数は限られていると思っていました。また、塗料の購入も小ロットでは購入出来ず一度に大量の塗料を購入しないと塗料が割高になってしまうという認識もあり粉体塗料の扱いの難しさを感じていたのですが
自社で紛体塗装の設備をし塗料購入の販路を調べていくと、日本メーカーも粉体塗料で多くの色を扱っていたり小ロット・1ケースから購入出来たりと以前の認識とはかなり違う現実にビックリしました。
そしてオーストリアの塗料メーカータイガードライラック社の塗料はドイツの工業規格RAL色の塗料を小ロットで販売していたり粉体塗料でも色の幅が意外と広いことが分かりました。
実際に十数年前は塗料メーカーも粉体塗料の製造をあまり行っておらず製造量も少ないので高価になっていたのですがここ数年は日本の塗料メーカーも粉体塗料の製品ラインナップを充実させてきていて色数も格段に多くなりました。 まだまだ溶剤塗料に比べると色数は少ないのですが粉体塗料で調色(自分の好きな色をつくること)も出来るようになってきたり日々進歩してきていますので、今後もっと身近になっていくと思います。
こんな綺麗な色もあるんですよ!