コラム

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DEZIGNART TOKYO 2025 出展報告

昨年に続き「DEZIGNART TOKYO 2025」に出展いたしました。
今回は2025年10月31日(金)から11月9日(日)まで開催され、デザイナーの落合守征氏と共に、自然の景観と人の営みを響き合わせる空間と家具を創出するプロジェクト「Chromatic Symphony of Landscapes」を発表しました。
粉体塗装ならではの鮮やかな色彩と幾何学的な構成が特徴のスツール〈SENSUI〉を、ランダムに配置することで自然の地形や水景を想起させる多層的な空間を生み出し、来場された方々からご好評をいただくことが出来ました。

 展示会場 – 西武渋谷店B階1Fイベントスペース –

〈SENSUI〉は、ステンレスプレートにグラデーション粉体塗装を施しており、一つひとつ異なる表情を楽しむことができます。軽量のため持ち運びが容易で、積み重ねたり散りばめたりと自由にレイアウトすることによって、岩の隆起や水面の揺らぎのような自然のリズムが空間に広がります。機能的な家具でありながらも、大地の呼吸を感じさせるような存在として、空間そのものに新たな表情をもたらします。

今回の展示では、多くの方々にお越しいただき、足を止めて説明を聞かれたり、ご家族でゆっくりとご覧になる姿も見られました。作品を通じて、自然と人とのつながりを感じていただけたことを嬉しく思います。

昨年の scape fold とはまた違った、自然の荒々しさや不規則さを感じていただける展示になりました。
ご来場くださった皆さま、そして開催にあたりご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今回の展示については、CYUONのBOSSによるコラムもお願いしておりますので、そちらもぜひお楽しみに!


CYUON+落合守征 |Chromatic Symphony of Landscapes

舞台としたのは、豊かな色彩の世界を創り出すCYUONの周囲の、瀬戸内の穏やかな海原と、仙酔島の豊かな地形に宿る
自然の力。 その風光明媚な水辺の景色から抽出した色彩を基調に、岩場の荒々しい質感や大地の重層的な色合いを帯びた家具群をデザイン。
それらは個々が彫刻的な存在感を放ちながらも、積み重ねられることで地形の断片のように空間に風景を立ち上げていく。

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